虫歯の治療をすれば、歯茎の膿も止まる
歯茎が腫れて膿が溜まる原因は、虫歯による根尖病変です。歯茎に問題があるわけではありません。そのため、治療が必要なのは、歯茎ではなく歯になります。
「なぜ、歯を治療すると、歯茎の症状が止まるの?」と不思議に感じる人もいるかもしれません。それは、「どうして、炎症がいつまで経っても治らないのか」を考えると理解できます。普通、炎症による腫れは、時間経過で解消します。免疫が働き、細菌を倒すからです。しかし、根尖病変による腫れは、待てど暮らせど治癒しません。
感染根管治療で、歯の内部を無菌化!
内部が汚染された歯の治療に際しては、「歯の内部を無菌化する治療」をおこないます。ファイル(針の先端がヤスリのようになった治療器具)を差しこみ、根管内を清掃するのです。
ファイルによる処置には、2つの目的があります。1つは、虫歯菌に感染した「汚染象牙質」を取り除くことです。歯の内部を無菌化するには、虫歯菌の棲み処になった箇所を除去しなければなりません。もう1つは、根管を統合・拡大することです。歯内には、細く曲がりくねった根管がたくさん通っています。そのままでは処置ができないので、根管を削って「太くて真っ直ぐな1本の管」にまとめるのです。
虫歯がゆっくり進行して痛みが出ない
虫歯には一気に進行する急性の虫歯と、ゆっくり進行する慢性の虫歯があります。慢性の虫歯は神経を守るための新しい組織が作られながらゆっくり進行するため痛みを感じにくいのです。特に大人の場合虫歯がゆっくり進行することが多く、痛みが出るまで虫歯に気付きません。
虫歯が大きくなりすぎて神経がしんでしまって痛みが出ない
神経は痛みを感じるセンサーの役目をしています。虫歯が神経近くまで進行すると痛みを感じますが、大きくなりすぎると神経がしんでしまい痛みを感じなくなります。
神経をとった歯が虫歯になったので痛みが出ない
「神経をとる=今後虫歯にならない」というわけではありません。神経をとった後の歯も虫歯になりますし、神経をとると痛みを感じなくなるため気付かないうちに虫歯が進行していきます。
歯磨きの徹底
寝る前と起きてからの歯磨きを丁寧にしましょう。歯磨きをしていても口臭が気になる場合、丁寧に歯磨きがされていない可能性があるでしょう。歯磨きにかけている時間はどれくらいですか?5分以上かけて丁寧にすみずみまで歯磨きすることが大切。
朝食をしっかり食べること
朝食をきちんと食べることで、免疫力アップにつながります。よくかんで唾液の分泌も促しましょう。
唾液の分泌を増やす
食事をとることはもちろん、唇や舌を動かすだけでも唾液の分泌を促します。リラックスしてゆったりとした時間を過ごすのもいいでしょう。飲み物をこまめに摂取し、口の中が常に潤った状態にしておくことも大切です。ガムをかむことでも唾液の分泌を促進できるでしょう。
智歯周囲炎
斜めになった親知らずは、きれいにブラッシングするのが困難です。歯ブラシは「面を磨く形状」をしていますから、1本だけ「斜めに生えた歯」があると、その周辺をきちんと磨くことができません。すると、いつも親知らずの周囲だけ磨き残しができて、そこに歯垢が溜まっていきます。
虫歯
前述のとおり、斜めに生えてきた親知らずは、全体をきれいに磨くことが困難です。そのため、慢性的な磨き残しが生じやすく、虫歯リスクが非常に高くなります。
第二大臼歯を圧迫している
斜めに生えてくる親知らずの多くは、第二大臼歯のほうに傾いています。当然ながら、「生える途中の歯」は自分が向いている方向に伸びます。すると、生えてくる過程で第二大臼歯をぐいぐいと押す恐れがあるわけです。第二大臼歯が圧迫されれば、圧迫による痛みが生じます。
患部を触る
押してしまうと刺激になりますから、ただでさえ痛いものが更に酷い痛みになります。舌で触るのもやめましょう。
穴に詰まった食べカスを除去する際や歯磨きの際は、細心の注意をはらって、できるだけ刺激を与えないように気を付けてください。(歯科用サクション )
お酒を飲む
酔うと痛みの感じ方が鈍くなるので、一見、有効な方法だと思ってしまいそうですが、最もやってはいけないことです。
しかも歯髄(歯の神経)の血行が良くなると患部を圧迫するため、痛みを強く感じるようになり余計辛いだけです。
身体を温める
こちらも飲酒と同様に血行が良くなってしまうので、痛みを悪化させてしまいます。入浴は避けた方が良いでしょう。どうしても入りたい時は、シャワーで手短に済ませるようにしましょう。
煙草を吸う
アルコールと同じように、歯の痛みを刺激する成分が含まれています。痛みが酷くなってしまうのでやめましょう。