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歯周病とは???

歯周病とは???

むし歯は歯そのものがとけてしまう病気です。
歯周病は歯は大丈夫なのですが、歯を支える歯周組織、顎の骨や歯肉の病気です。
このように歯は歯 槽骨(顎の骨)に植わって支えられています。顎の骨の上に歯肉がかぶっています。
歯周病はこの歯 槽骨(顎の骨)を溶かしてしまい、支えを失った歯がぐらぐら揺れて、最後には抜けてしまう。
というものです。
実は痛みなどの自覚症状が少ないことが大きな特徴です。(サイレントディシーズ)
自覚なく進んでいくので、気づいた時には揺れていたりかなり進行した状態になっていることが多いです。
一度溶けてしまった骨は元には戻りません。
なので、初期段階での発見が非常に重要になります。

原因は?
歯周病の原因は歯周病菌といわれる細菌です。
歯周病菌は空気が嫌いです。(嫌気性 菌)
歯周ポケットは、健康な人でも2~3ミリあります。歯周病菌はこの歯周ポケットの中が空気が少ないので大好きです(超音波スケーラー)。
歯周ポケットの中で繁殖すると、歯茎が腫れて歯周ポケットが深くなります。するとさらに空気は薄くなり、歯周病菌の格好の住処となります。さらに炎症を起こすと出血しやすくなります。血液の中の良質なたんぱく質は歯周病菌のとても重要な餌となります。
良質な餌を得た歯周病菌はパワーアップしてより強い菌へと変化していきます。
初期段階では下の青や紫、緑、黄色の菌だけなのですが、歯肉炎の出血で血液の栄養を得ると徐々に上に積みあがっていき、最後にはレッドコンプレックスというピラミッドの頂点の菌4種が表れ始めます。
この菌がいるということは下の菌もいるとういうことになります。

全身的なリスクファクター(生活習慣)

・喫煙
ニコチンは血管も収縮し血行不良を引き起こし、免疫力が低下します。そのため炎症を起こしていても、炎症がわかりにくいうえ、出血も少なく発見が遅れがちです。さらに免疫力が低下するので歯周病を重症化させます。また歯周病治療でも喫煙者は治りが悪いことがわかっています。
→禁煙することをお勧めします。

・ストレス
ストレスが多いと食習慣や歯磨きの習慣が変わってしまうことがあります。また、歯ぎしりやくいしばりに繋がることもあります。さらにストレスが原因で体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなることもあります。
→ゆっくり湯船に浸かったり、しっかり睡眠をとって、ストレスを減らしましょう。

・食生活
甘い食べ物、やわらかい食べ物は歯について、とどまりやすく、歯垢が増える原因になります。さらに不規則な食生活や栄養バランスを欠いた食事は歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。
→甘いもの柔らかいものは控え噛みごたえのあるものをたべましょう。規則的で栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

・糖尿病
糖尿病だと浸透圧の関係で尿が多く出るため体内の水分が減少して口の中が乾燥しやすくなります。さらに細菌に抵抗する力が弱まっているので感染症になりやすく、組織を修復する力が低下するため歯周病の進行が速くなると考えられています。
→糖尿病の人が歯周病になりやすいだけでなく、歯周病が糖尿病の原因にもなります。歯周病も糖尿病も治していきましょう。

まとめ
歯周病のケアは適切な歯磨きで歯垢(プラーク)を取り除いていくことが一番大切です。それに加えリスクファクターを少なくしていくことで、歯周病を重症化することを防ぐことに繋がります。

ミニチャーハン

パラパラチャーハン美味しくいただきました

なぜ虫歯になると口臭がひどいのか

食べカスが臭いを発生させている
歯磨きで落としきれなかった食べカスが、歯についている歯垢で繁殖した菌により異臭を発生させています。

神経が腐ってしまい臭い
虫歯が進行していくと、神経まで侵食していきます。痛みがあれば気付きますが、痛みがない場合は神経が死んでしまいます。腐ってしまった神経を放置していていると日が経つにつれて腐敗臭は増していきます。治療するしか方法がないので、すぐに歯医者さんへ行きましょう。

歯根の先に膿が出来る
そのまま放置し続けてしまうと、神経から細菌が入ってしまい歯根の先に膿が溜まります。そこから臭いが発生し、自然に治る事はありません。自覚症状も少ないので、どんどん悪化していくと膿が大きくなり、治療自体も難しくなっていきますので、すぐに歯医者さんで治療をしましょう。

チキン南蛮定食

大きな大判からあげ1枚にタルタルがかかってます

痛みや傷が出来た時の対処法

歯茎に傷が付いた場合
歯を磨きすぎたことにより、歯茎に傷がついた場合は、市販の口内炎の塗り薬を塗って対処するのが良いでしょう。飴タイプの薬もあります。

痛みが強い場合には歯医者さんへ
磨きすぎにより、歯茎から痛みが出た場合は、歯医者さんに行くのがベストですが、すぐに行けない場合は、市販の飲み薬で対処しましょう。歯茎の痛みは、痛みが出たり引いたりを繰り返します。

歯茎から出血がある場合
歯茎から血が出たときには、歯ブラシはやわらかめのものを使用するようにしましょう。硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くと、歯茎に傷がついて、出血が増してしまいます。歯茎を傷めないように、やわらかめの歯ブラシで、優しく歯と歯茎をさするように磨きましょう。

 

牡蠣フライ定食

牡蠣シーズンも終盤なので今のうちに食べておこうと牡蠣フライ定食にしました

ホワイトニングで歯がしみる原因

歯がしみるのは知覚過敏の症状
ホワイトニングの施術中や後で歯がしみるのは、知覚過敏という症状です。アイスなどの冷たいものを食べたときに歯がしみる、あの症状が起きており、歯がしみたり痛みを感じたりしているのです。

虫歯や治療中の歯が原因の場合
虫歯や虫歯を治療中といった方は、ホワイトニングの施術で強く、歯がしみることや痛みを感じてしまうことがあります。虫歯が原因で歯髄まで穴があったり、虫歯治療の詰め物の隙間があったりした場合、そこから薬剤が入り込んでしまい、歯がしみることや痛みを感じてしまうのです。

歯周病や歯の老化も原因
歯周病により歯茎が下がってしまうと、歯の根元部分の象牙質がむき出しになってしまいます。この部分に薬剤が触れると、歯がしみることや痛みを感じてしまいます。

歯ぎしりや噛みしめるクセがあると痛む場合
歯ぎしりや噛みしめるクセがあることで、象牙質が露出してしまっていることがあります。また、こういったクセが原因で、歯にヒビが入ってしまうこともあります。これらの状態も、ホワイトニングの薬剤で歯がしみたり痛みを引き起こしたりする原因になることがあります。

 

歯肉炎の種類

単純性歯肉炎
歯肉炎のほとんどが単純性歯肉炎です。プラークの付着した歯肉が細菌によって起こる炎症になります。そのため、原因になるプラークそのものを取りのぞいていけば、症状が軽減するものです。症状としては、口腔衛生状態の悪化により、口の中がネバネバしたり、歯茎(はぐき)から出血したりします。

複雑性歯肉炎
複雑性歯肉炎は、全身性の因子によって起こる歯肉炎です。てんかんなどの薬の副作用によって起こるケースもあります。痛みはありませんが、歯茎(はぐき)に炎症が起こり赤く腫れあがる症状です。また、ストレスや喫煙・栄養障害なども関与している可能性があります。

口呼吸になる主な原因

口周りの筋力不足
口周りの筋力不足の状態だと、常に口が開きやすくなります。
普段から口を閉じているように、幼いころから習慣づけができていると、問題なく口は閉じていられるでしょう。

歯並びが悪くて口が閉じにくい
歯並びが悪いために、口が閉じにくい、あるいは、閉じない場合もあります。
唇を閉じようとしたときに、歯が出っ張っているせいで、引っ掛かってしまっているのでしょう。
大人になっても、歯列矯正は十分可能ですから、あきらめてはいけません。

慢性的な鼻づまりのために鼻呼吸ができない
いつも鼻がつまっている状態だと、鼻呼吸ができないので、無意識に口呼吸で対応するようになります。
慢性的な鼻炎や蓄のう症などにより、鼻づまりがひどい方は、鼻の治療を行うことで鼻呼吸を可能な状態にしましょう。

口呼吸が癖として定着している
口呼吸が癖として定着してしまっている状態の人もいます。
これはなかなかに、厄介なことでしょうね。
人間の癖は、無意識に出るものですから、意識的に口を閉じて鼻呼吸をするしかありません。