差し歯の周りの歯茎の色が黒くなってしまっている方は、多くいらっしゃいますが、ほとんどの方は、差し歯の周りの歯茎の色は黒くなるのが普通だと思って、諦めている方が多いと思います。
しかし、実は差し歯の周りの歯茎の色が黒くなるのには、きちんとした原因があり、その原因を取り除くことによって、差し歯の周りの歯茎の色や状態を改善することができるのです。
歯を削らない白い斑点(ホワイトスポット)治療
ホワイトスポットには、歯の表面のエナメル質が酸性になることによって、エナメル質のカルシウム成分が少なくなり、脱灰という虫歯の初期症状を起こして、白濁してしまうものと、エナメル質形成不全という歯ができる時に起こる白濁の2種類に分類され ます(ホワイトニング機器)。
従来までのホワイトスポットの治療法は、白い部分を削ってプラスチックで詰めるか、カルシウムを補う歯磨き粉を使用して、時間を掛けて自然治癒を待つなどの方法しかありませんでした。
しかし現在では、初期虫歯とエナメル質形成不全のホワイトスポットのそれぞれに、削らないで治療する方法があります。
審美歯科で行われるホワイトニング
どんなに年齢が上がっても、やはり白い歯にはあこがれるものです
また、歯の白さは、見た目の第一印象を大きく変えますので、女性ばかりではなく、仕事関係で多くの方に合う機会がある男性の方々でも、白い清潔な歯は大切です。
審美歯科治療で行われる歯の漂白には、大別すると、歯科医院内で行うオフィスホワイトニングと、患者さんが自宅で行うホームホワイトニングに分かれます。
オフィスホワイトニングは、効果がその場で出るので、急いで歯を白くしたい時などには有効ですが、反面、歯の表面を中心に漂白しますので、長期間、白さが持続しない場合があります。
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べると効果が出るのが2,3日から1週間程度と遅いのですが、低濃度の ホワイトニング剤で長い時間をかけて、歯の内側までゆっくり漂白するので、白さの持続が長いのが特徴です。
オフィースホワイトニングを行った後に、白さを長期間持続させるには、ホームホワイトニングを併用して行うデュアルホワイトニングを行うと、オフィースホワイトニングでの白さがより持続します。
また、あくまで暫定的な処置ですが、冠婚葬祭などで早急に金属色などを隠したい方のために、ホワイトコートと呼ばれる一時的に歯を白くする治療法もあります。