歯周病は、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞など死に直結する恐ろしい病気の原因にもなります。また妊娠中は早産の原因にもなります。歯周病の予防は、全身疾患の予防にもつながります。
むし歯の予防方法と同様、大切なことは“効果的な歯みがき”です。 ただ歯周病菌はバイオフィルムという強力なバリアを作るため、 歯医者でのより専門的なクリーニングが必要となります。
歯周病治療の流れ
歯科用デジタルセンサー検査
顎全体のレントゲンや10枚ほどの写真を撮影し、歯の状態や歯茎の骨を検査することで状態を確認します。
歯周病の検査
問診を行い、歯茎のポケットの深さを測ります。3mm以上だと歯周病の可能性があり、軽度歯周病(3~4mm)・中等度歯周病(4~6mm以上)・重度歯周病(6mm以上)の3つに分類できます。また、歯茎や歯周ポケットからの出血状態や歯の動揺も合わせて検査をしていきます。
カウンセリング
今の状態をお伝えし、今後の治療計画について一緒に考えていきます。
歯周病基本治療
下記で詳しくご説明しますが、スケーリングと呼ばれる歯の表面の歯石の除去や、SRPと呼ばれる歯茎のポケットに付着している歯垢(プラーク)や超音波スケーラー歯石を除去します。
(必要応じて)フラップ手術
歯周病が進行してしまっている場合は、歯茎の内部にまで歯垢や歯石が付着してしまっていて歯周病の原因になっているため、歯茎を切開しその中に付着している歯垢や歯石を除去します。
メンテナンス
歯周病は一回の治療では完了しません。通常3ヶ月に1度ほど、重度の歯周病の方で1カ月おきのの継続的な施術、クリーニングが必要になります。