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治療した歯が虫歯になる原因

2018年5月14日 by Posted in: 歯科治療

虫歯に感染した部分の取り残し
虫歯を治療し被せ物をした後に、再度虫歯になってしまった場合、その原因として考えられるものの一つが虫歯菌に感染した部分の取り残しです。通常、被せ物をする前に虫歯をしっかりと取り除く治療を行います。しかし、虫歯に侵された部分が完全に除去されずに、取り残されている場合があります。虫歯の取り残しがあると、そこから虫歯が広がってしまうのです。

被せ物と歯の隙間
虫歯が原因で歯を削った場合、銀歯やセラミックなどの被せ物をします。被せ物の種類は、銀歯やセラミックのほかにもレジンなどがありますが、どの被せ物でも歯と被せ物の隙間を完全に埋めることは不可能だと言われています。通常、被せ物を作る際は、歯の型をとる材料や歯の模型を作る材料など、さまざまな材料を使用します。

被せ物に使用する接着剤
被せ物を歯にくっつける際には、接着剤を使用します。接着剤に使用される材料は、レジンなどのプラスチック性のものが主になります。接着剤を使って歯に被せ物をつける場合、少しの隙間ができるのですが、被せ物をしたばかりのときは、この隙間が完全に接着剤で埋められています。しかし、時間が経つと、接着剤は劣化して溶けだし、隙間が応じてしまうのです。この隙間から虫歯菌を含む唾液が侵入し、虫歯を引き起こしてしまうのです。

合わない被せ物
被せ物をした直後、歯に違和感や痛みを生じることがあります。数日でおさまる場合もありますが、数日間様子をみても違和感や痛みがなくならない場合は、被せ物が歯に合っていない可能性が高いでしょう。被せ物が合っていないと、虫歯菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。合わない被せ物をつけていると、歯垢や食べかすがたまりやすくなり、被せ物の形態によっては、歯磨きしにくくなります。もちろん、被せ物の種類や材料によっても状況は異なります。被せ物が合っていない場合、被せ物と歯の隙間が大きい可能性も高くなるため、違和感がずっと消えない場合は、すぐに歯科に相談することが大切です。