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訪問歯科ポータブルユニットの選び方:チェックすべきポイント

2025年8月26日 by Posted in: 歯科機器

訪問歯科ポータブルユニットとは

訪問歯科ポータブルユニットは、訪問先で歯科診療を行うための持ち運び可能な診療機器です。診療チェアやエアタービン、吸引装置、スケーラーなど、基本的な診療を行うための機能をコンパクトにまとめており、高齢者や通院困難な患者の診療に不可欠なツールとなっています。

■ チェックすべきポイント
1. 持ち運びやすさ

重量やサイズは訪問診療の効率に直結します。

軽量設計やキャスター付きモデルであれば、移動や設置がスムーズです。

自動車や訪問用バッグへの収納性も確認が必要です。

 

2. 搭載機能

基本的に必要な機能(タービン・マイクロモーター・スケーラー・吸引装置など)が揃っているかをチェック。

必要に応じて照明機能やコンプレッサー一体型など、診療の幅を広げる機能も考慮します。

3. 電源方式

AC電源式か、バッテリー駆動に対応しているかを確認します。

訪問先によっては電源確保が難しい場合もあるため、長時間稼働可能なバッテリー内蔵タイプは大きな利点となります。

 

4. 吸引能力と排水処理

診療時には吸引性能が不可欠です。十分な吸引力があるかを確認しましょう。

排水タンクの容量や清掃のしやすさも重要な選定ポイントです。

5. 衛生管理のしやすさ

各パーツが分解・洗浄しやすい構造であるか。

使い捨てパーツ対応や滅菌可能な付属品が揃っているか。

清掃性の高さは、感染予防と長期使用の信頼性につながります。

6. 耐久性とメンテナンス

頻繁に持ち運ぶため、衝撃や振動に強い設計であるか確認が必要です。

消耗部品の交換のしやすさや、メーカーのサポート体制も重要なポイントです。

7. 静音性

コンプレッサーや吸引装置が静音設計かどうか。訪問先での使用環境を考慮し、患者への負担軽減にもつながります。

■ まとめ

訪問歯科ポータブルユニットを選ぶ際には、

持ち運びやすさ

必要機能の搭載状況

電源・バッテリー対応

吸引力と排水処理

衛生管理のしやすさ

耐久性とサポート体制

静音性

といった項目を重点的に確認することが大切です。これらをバランス良く満たすユニットを導入することで、患者に安心を与えつつ、効率的で快適な訪問診療を実現できます。