アフタ性口内炎
基本的には1週間程度、遅くとも2週間で症状は軽快します。医療機関を受診した場合、治癒を早めるために「ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)」「非ステロイド消炎剤」などを用いて炎症を鎮めます。ビタミンBの不足が疑われる場合、ビタミン剤の投与がおこなわれます。(ハンドピース)
カタル性口内炎
1週間~10日で軽快するのが普通です。「物理的刺激」「口腔内の不衛生」などが主な要因なので、口腔内を清潔に保ち、雑菌の繁殖を抑えるようにします。抗生物質の軟膏なども有効です。医療機関を受診した場合でも、原則、対症療法になります。
カンジダ性口内炎
カンジダ菌は真菌(カビ)の一種なので、治療には抗真菌剤を用います。抗生物質・ステロイドなどを長期連用していると、カンジダ性口内炎を誘発します。抗生物質は真菌であるカンジダには効かないため、ほかの菌が減った結果、カンジダ菌が増加するわけです。